デンマークの鍵事情

デンマークの鍵事情

 

今回は、デンマークの鍵について2件お話しします。

 

まず1件目。

我が家の各部屋の扉はこんな風になっています。

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鍵穴に鍵が常に刺さっている状態なんです。(この鍵が、たまに鍵穴からポロッと落ちて煩わしい)

施錠するときは、普通に回すだけ。内側と外側の両面に鍵穴があるのでどちらからも施錠可能です。

 

このようになっている扉をデンマークの一軒家ではよく見ますが、こんなの日本でもタイでも見たことないんですよね。ヨーロッパではよくあるのかな?

 

正直、古い、というか遅れてる?というか、そんな印象を持っていましたが、ホストファザーいわく、小さな子供がいる家はこの鍵がいいんだそうです。

 子供が鍵でイタズラして閉じこもってしまわないように、鍵穴に鍵を刺さないでおくんですって。

 

そのため、我が家の浴室と子供部屋の鍵は普段抜いてあります。

(浴室は正直困る)

 

見た目微妙ですけど、いい案ですよね。

 

2件目は、オートロックの玄関について。

 

コペンハーゲンにあるアパートのほとんどの玄関は、扉を閉めると勝手に鍵も閉まるタイプです。

電子式のオートロック玄関ではなく、閉めるとラッチが固定されて外側からは開かなくなるタイプということです。

専門用語でなんというかは知りませんが、これもとりあえず古い。

 

しかも鍵を忘れた場合は悲惨です。

合鍵あればいいですが、ない場合はもちろん管理人などに開けてもらわないといけません。

でもここは日本ではなくデンマークですので、そんな素早くく対応してもらえるとは思えない。

 

また最近の学生寮は電子式オートロック式が多いです。

ドアノブにカードやチップ型のキーをかざすと開くやつです。

これもまた専門用語はわかりませんが、スマートロックなどと呼ばれているのを聞いたことがあります。

楽チンですけど、これも鍵を家に忘れたときは絶望的です。

(帰国日に荷物入れっぱなしでこれをやってしまい飛行機に乗れなかったお友達がいます。)

 

でも、セキュリティ面でそこまで優れているわけでもないんですよね。これ落として気づくのが遅れたら空き巣に入られてしまいます。

ただ、通常の鍵を失くしてしまった時、通常ですと業者を呼んで扉の鍵ごと交換しないといけませんが(デンマーク人は自分でやりそう)、こちらの場合はチップ又はカードをパソコンで操作して無効にできる(はずです)ので、その面ではメリットがあります。

 

PIN入力できるタイプもあるはずですが (指紋認証型もある)、どこの寮も予算をケチってるのかカードかチップのみ。

 これでは住居人にも管理人にも非常に不便かと思います。

タイで住んでいたアパートでは、鍵を忘れる人多過ぎて管理人が疲れてしまい、結局、全室鍵の交換しました。

 

とりあえずこの件に関しては、デンマーク、今一歩足りてないかんじします。

 

 以上デンマークの鍵事情でした。