ユーモアと皮肉
デンマークに来てもう10カ月も経っていることに気づきました。
バンコクに住んでいた時よりも時間の流れが速く感じるのは歳のせいなのか、それとも
こちらの生活のほうが充実しているからなのか。ともかく、デンマークでの生活もあと半年を切りました。そろそろやり残したことの整理を始めなければ、という焦燥感に駆られてます。
本題ですが、10カ月もいていまだに慣れないことがあります。
ずばり、”デンマーク人の皮肉”です。英語ではDanish Ironyと言うようです。
デンマーク人は、皮肉を言いユーモアのセンスを確かめ合う(?)みたいな文化があるようで、結構際どいことを笑いを取るために言ってきます。デンマーク人以外にはあまり使わないようにしている人は多いようですが、たまーに、ごくたまーに初対面でブッ込んでくる人がいます。
たとえば、ある人は
「バーで女の子に声をかけるにはコツがあるんだよ。褒めるだけじゃダメなんだ。どんなに綺麗な子でも何かしらの欠点を見つけないと。たとえば、”君はとても綺麗だね。足の太ささえ目をつぶれば” こんな風に言えば、”ああ、この人は他の人とは違うわ♥ってだいたいの女の子は僕に興味を持ってくれる」
なんてこと言ってました。私、こんなこと初対面で言われたらブチ切れます。どんなイケメンでもぜったいに笑わないし返事もしたくないです。この後、”冗談だよーー” なんてフォローされても、無理です。だって、少なくともそういう風に思ってるから言ってきたんでしょ?となります。
でも、デンマーク人いわく、その皮肉を笑えない人は、”ああ、こいつはわからないつまらないやつだ” なんてレッテルを貼られるようです。
いやーー慣れません!
わかってるんですが、言われると一瞬戸惑います。
なので、デンマーク人の皆さん、齋藤にはどうかお手柔らかにお願いします!