大人になるということ
小学生中学年から高学年にかけて、プロフィール帳なんてものが流行ってました。
自分のバインダーから一枚づつみんなに配ってプロフィールを書いてもらうやつです。
クラスで一番かっこいい人は?美人な人は?面白い人は?なんて欄や、好きな人について書く欄なんていうのもあって、そういうのを友達とキャッキャ言いながら書きあったりするの、90年代生まれの方は身に覚えがあるのではないでしょうか。
さて、そのプロフィール帳、一番最初のページは持ち主である自分のプロフィールを書くんですが、その中に ”未来の自分に” なんていう項目もあって、私はこんなことを書いたことをいまだに覚えています。
”高校はどこに行ったの?(当時、私が住む地域は中学校は自由に選べませんでした)
結婚は20歳から25歳の間にできてればいいなー!!”
私は、両親二人とも高卒で、父は19か20?母は23?の時に結婚したので、私も大学進学は考えていませんでしたし、20歳から25歳の間には自然に結婚できるものだと思ってました。
さらに言えば、20歳を過ぎたら誰もが自立した大人になれるものなんだと、漠然と思ってたんですよね。
でも実際、20歳を過ぎて今年は25歳を迎えるわたしですが、いまだに自分が大人だという自覚ができていないように思います。
もちろん身体的には大人ですが、自立した大人、という面ではなかなか自信をもって、はいそうです!って言えないんです。
(だいぶ問題あり)
その原因は、きちんと働く、もしくは結婚する、という日本式のレールに沿って生きていないことと、大きな目標が見つからないことにあるのかな、と思います。
デンマークでは、高校から大学 or 大学から大学院の間は1年ほど好きなことをする期間、通称ギャップイヤーをとるのが通常なので、25歳でまだ学生している人はたくさんいますが、わたしはやはりどこに行ったって日本人なので、安定していない自分に罪悪感を感じるし、目の前のことにどんなに打ち込んでも将来の不安はぬぐい切れません。
高校から大学にかけては、タイに住むことを目標にして、タイ語の習得だけに集中して生活していましたが、その目標を達成してしまった2年前から、次は何を目標とすればいいのか、何をしたいのか、どんな大人になりたいのか、がなかなか見つからないんです。
こんな風に悩む毎日ですが
を見た後から、さらに異常な焦りを感じてきています。
まだ25歳、もう25歳。
とりあえず、来週から何週間かコペンハーゲンから遠く離れたサマーハウスに住むことになったので、自然あふれる中でやるべきことを黙々とこなそうと思います。
以上。