湖の町シルケボーとアニマルウェルフェア
先々週の木曜日、インターンの上司に同行しシルケボー(Silkeborg)に行ってきました。
シルケボーは首都コペンハーゲンから電車で約4時間ほど離れた場所にあります。
コペンハーゲンのあるシェラン島(Sjælland)からフュン島(Fyn)を越えて、ドイツとつながっているユラン半島(Jylland)へと大移動です。
海を二回もまたぎました。天気があまりよくなくて残念。
いったいどんな田舎に着いてしまうんだ、とドキドキしながら電車に揺られ4時間。
着いた瞬間の感想は
「コペンと同じくらい栄えてる!?」
(もちろんコペンハーゲンのほうが規模はでかい)
実はシルケボー、1844年にミハエル・ドレウセンという人が、デンマーク国内最長の河川グゼノー川(Gudenå)を用いて製紙工場を創設したことで、町全体が発展したそうなんです。
また、湖もいくつかあるので別荘地としても有名なんだそうな。
一日中雨かと思いきや帰りには少し青空も見えてきて凄く綺麗でした。
が、写真は撮り忘れてしまいました。残念。
帰りの電車でゆったりまったりしてたら
こんなものが視界に
ん?棺....?墓?
ん?でもよく見てみると
え、豚!?
と、混乱していたら横で上司が、
「これ、豚の家なんだよー」
と。
!!!?
たしかにじっくり見てみると中に入っていく豚がちらほら。
棺ではなく豚の竪穴式住居だったようです。
失礼しました。
上司曰く、
デンマークは社会福祉だけでなくアニマルウェルフェア(動物福祉・家畜福祉)も充実してるのだそうです。
この豚の住居も、たくさんの豚が一つの豚小屋に敷き詰められるのではなく、
緑生い茂る草原でゆったり暮らせるように工夫されたものなんですって。
自然と密接した生活を送るデンマーク人は動物をとても大事にしています。
乗馬も非常に盛んで(女性のスポーツのようです)すこし林に入ればすぐ馬が見られるんですよ。
バンコクではコモドドラゴン(1メートル強のオオトカゲ)などはよく見ましたが、馬は王室の保養地フアヒン(หัวหิน)のビーチでしか見られませんでしたね。
フアヒンのビーチに馬がいるのは、デンマーク人(スカンジナビア)観光客が多い町だからかな、と思います。デンマークレストランがいくつかありましたから。
タイ人は、観光客を持て成すためにやっているのかもしれませんが、
デンマーク人は
「あんな暑い中で働かされて虐待も同然よ!」
なんて思うのではないでしょうか...。
もしかしたら暑さに強いアラブ種だったかもしれませんが。
話が少し逸れてしましましたが、
そんなことを考えさせられた日帰り出張でした。
シルケボーはまた天気のいい日に訪れたいです!
以上。